創作と生活

主に映画の感想を書いてます。

3月5日 卒業前夜

海外研修のとき知り合った東京の専門学校に通う友達二人が大阪に遊びに来るというので漫画専攻のグループと一緒に飲みに行った。

ここにいる全員、漫画を描いている。またみんな自分たちの漫画と真剣に向き合っている。

そしてそれは深夜2時くらいまで続いて真剣な話からふざけたことまで色んな話をした。

東京の専門学校の友達二人と別れてからは漫画専攻のグループの一人が一人暮らししてたのでそいつの家まで長い時間かけて歩いて帰った。

もう終電もないし人気がない夜道をマクドのポテトとバーガーを食べながら帰った。

そのとき隣を歩いてたのは一年のときたまたま同じ小説の選択授業取ってたのがきっかけで仲良くなった奴だった。

こいつは自分とは正反対の人間で確実に自分にないものを持ってて喋りも上手かったので少しだけ憧れてる。また自分だけでなく周りからの人望も厚かったので人間性含め少し尊敬している。

普通に喋っていると自分とは笑うタイミングとかウマがあったりして本当に面白い奴。

また人を小馬鹿にする才能が抜群に素晴らしい。多分それも漫画に生かされてるのかもしれない。

そいつ含め身長が高い奴とか島根出身の奴とかヤンキー顔の奴とかホラー漫画描く奴とかとにかく個性溢れる人たちと仲良くなることが出来た。

いつもそのメンバーで授業が終わった放課後、居残ってネームをしたり、くだらないこととか真剣なことも話し合っていた。

その話の8割が下ネタだったような気もするがカップ麺食いながら過ごすその時間は意外と自分にとって思い出である。

体育祭ではアホなパフォーマンスを三年間やりきって最後の年、1位になれたしね笑

今でも入学したての一泊研修のときの場面は思い出せる。

同じ部屋になった同じ漫画専攻の奴らとぎこちない会話を必死にした結果、その後ずっと学校で一緒に過ごすような仲になれていたり。

とにかく今までの自分の学生生活で一番密度が濃かったし、恋愛とか友情、努力含めそこには間違いなく漫画を通して夢を叶えようとする情熱さと真剣さとかが学生生活の中に確実に存在していたし、同じ夢を目指してる人たちと知り合えたのは本当に貴重だった。

ここからが勝負だと思う。

漫画を描くのは孤独の作業でもあるので

尚更、色々なことに勝負しなければいけないなと思う。

そんなことを書いてしまうのは昨日、提出期限ギリギリのネームを描き終えた反動か?

とりあえずこれ担当にネームのOKもらえなければコンペにも出せないし本当にきついのである。とりあえずあとは祈るしかない。

もう一年ずっとネームをやり続けているが今までで一番ネームをやり続けている。

だけどなぜか辞める気にはならない。

それはララランド含め色んな映画に刺激をもらえているから。

漫画と出会っていなければ確実に映画の専門学校行ってたなと思うくらい今は正直、漫画より映画への情熱の方が高いが映画でもらった情熱とかを漫画にもおすそ分けしてる。だから映画より情熱が低くてもそこまで深く考える必要はなく漫画を描くのはそれでも面白い。

また今でも変わらず漫画も映画も愛着持ってます。

ただ作品に対してのレベルが映画のほうが上だと認めざるを得ない。

こんなこと言ったら本当の漫画ファンから憎まれてしまうが仕方ない。

自分でも認めたくないけど映画を観ていくと認めざるを得ない時が確実に来てしまうから。

1月3日

新年明けましたね。

数ヶ月、ブログ更新しなかった間、自分の中で色々、整理してやっと落ち着いたかなって感じです。

読み切りをずっと書いてるせいか漫画のモチベーションがあまり上がらないのでわざとゆっくり描いたり一週間、描かない時間を作ったりしてリフレッシュは出来たと思います。

なのでまた以前のようにペースを取り戻します。

読み切りを描くのはこれで最後にしたいです。ぶっちゃけ賞ばっか取っててもまるで意味がないんで。やっぱり連載意識した書き方とか話作り覚えてかないと成長しないな。

 

そういえば遊びで始めた北橋映画賞も飽きずに結構、続いてる。

今年は「サウルの息子」「サンライズ」にします。

10/31

8月映画

「ショート・ターム」デスティン・ダニエル・クレットン監督

社会から外れた人とそれをサポートする人たちの温かさと辛い過去が独特のリズムで伝わる。

ドッグヴィルラース・フォン・トリアー監督

斬新な演出で新しい映画的体験が出来る。

「ローリング」冨永昌敬監督

道から外れていった元教師と教え子たちによる恋愛関係はタイトル通りぐるぐると回り続け転落していく様は見てて楽しい。

シン・ゴジラ庵野監督

3.11の日本を濃密に表現する現在の技術を最大限に駆使したアクションと「十二人の怒れる男」を彷彿とさせる会議でのスピーディーかつ退屈させない会話劇。

「ぼくとアールと彼女のさよなら」

病気になった女の子とそれを支える冴えない男たちの友情もの。

あまりオリジナリティが感じられず残念。

ニンフォマニアック」ラース・フォン・トリアー監督

わざわざVol.2にするほどのものか?と言いたくなる。

ゴーストバスターズ」アイバン・ライトマン監督

期待はずれ。

青春の殺人者長谷川和彦監督

母性から卒業する主人公をテーマにした映画だ。

そこには閉塞的な生活や車から都会の憧れというのも感じることが出来る。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー押井守監督

キャラクターたちがばたばた動き回る様子は見てて面白い。

君の名は。新海誠監督

これも「シン・ゴジラ」同様、日本で作られた3.11を意識した映画。終わらせ方も上手くまとまってて面白い。

味園ユニバース山下敦弘監督

普通。

苦役列車山下敦弘監督

どうしようもない男の様子を映画で淡々と撮り続ける。しかしそれがクセになって面白い。

「オーバーフェンス」山下敦弘監督

素晴らしい。ファンタジー要素を取り入れながらも社会からはみ出した男女の恋愛が胸に刺さる。野球という小道具がオチで大きな役割を果たしてるのも素晴らしい。

(ハル)森田芳光監督

現代では少し古くなってしまったインターネットのチャット恋愛。

実験的でありながらその時代の良さも映画から伝わって雰囲気が心地良い。

9月映画

パーフェクトブルー今敏監督

僕が好きな漫画の一つである青山景さんの「ストロボライト」のサスペンス要素はこれから影響受けてるのかなと思ったりした。

「聲の形」山田尚子監督

シーンとキャラの心情が無関係に見えるがしっかりと関連してるのが上手い。

ストレンジャー・ザン・パラダイスジム・ジャームッシュ監督

とある展開は正直めちゃくちゃで許されないけどジム・ジャームッシュだから許されててオシャレだから許されてんのかな。

「怒り」李相日監督

無関係のように思える登場人物が徐々に繋がっていくサスペンスは面白いが役者たちによる熱演どれも凄い。

個人的に泣く演技がその役者の演技の上手さがすぐ分かると勝手に思ってるんだけど広瀬すずさんがとにかく良かった。

10月映画

「SCOOP!」大根仁監督

撮るものが撮られる側になるという構造と大きくひっくり返る映画全体の流れ。

「エル・クラン」パブロ・トラベロ監督

スコセッシのギャング映画のようにスピーディーで退屈させず、終わらせ方はハネケのように残酷であった。

ダウン・バイ・ロージム・ジャームッシュ監督

普通。

永い言い訳西川美和監督

冬のように凍てついた夫婦はその片方が亡くなった後も糸のように絡まり続ける。ユーモアが含まれた子供の育児の様子は是枝監督の良さが出たのではないか。

「何者」三浦大輔監督

実験的でそういえばこういうのなかったなと今の時代にぴったりの映画。

就活と恋愛と友情とSNSという要素を上手く混ぜ合わせており非常に上手い。

8月16日

今年に入ってから読み切りだけでなく連載用のネームも書かせてもらえることになりました。ずっと読み切り漫画ばかり描いてたので連載用の漫画の描き方というのに悪戦苦闘してますがなんとか必死に頑張ってます。

就活もなんだかんだでやってますよ。

だけど自分の人生はほんと勉強とか資格とかボランティアとか一切せず漫画だけしかやってきませんでした。性格とかも履歴書書くとき自分のことを考えるわけです。するとやっぱり自分ってほんとスキルとかマジで何もないことに痛感させられ自己嫌悪に陥っちゃうんですね。

親が勉強しろとか言う理由よく分かりました。けどやっぱりこのぐらいの年齢にならないとほとんどの子供その意味分からないよな。

それはさておき漫画を描くことってやっぱり疲れるしモチベーションもなかなか上がりづらいし多分、人生で一番孤独な職業って漫画家なんじゃないの?って思ってるんです。それで今年、僕は就活ですから漫画描く時間あんまり無くなって良い気分転換になるかなーと思って説明会とか面接とか行ってるんですけど、家帰ったらやっぱり漫画描いちゃいますね。あれだけ「嫌だ。疲れる」とか言ってた人間がまさかね。普通に描いちゃってます。

そう思ったら親が漫画道具セットみたいなの買ってくれたりコンビニに売ってたドラえもん文庫版みたいなの買ってくれたのほんと感謝っすね。

てか今ではもう就活とかどうでも良くなってネームしかやってねーっす。ガハハ。漫画楽しすぎー。

そんなわけで就活のおかげでなんとなく離れてた漫画愛を再び取り戻したとさ。ちゃんちゃん。

8月14日

6月、7月に観た映画

 

「イタリア旅行」ロベルト・ロッセリーニ監督

離婚寸前の夫婦は旅行によって身体だけでなく心までも観光地を巡るように様々な人々と感情に出会う。

目的もない夫婦の未来はふわふわと漂っており、パレードによって足止めを食らった夫婦はその場で解決策を考える。

 

「我等の生涯の最良の年」ウィリアム・ワイラー監督

戦争から帰ってきた大人たちが再び社会に戻ることへの困難さを伝える。

 

「エスター」ジャウム・コレット=セラ監督

単純に面白いしホラーとしての色んな演出に驚かされたりする。

上手いなー。

 

デッドプール」ティム・ミラー監督

恐らく小学生のときに観たスパイダーマン以来のアメコミ映画。

こういう下ネタめちゃくちゃ言うヒーローいなかったので新鮮。

 

「プレイタイム」ジャック・タチ監督

社会の構図またはその中で生きる人たちの様子を素晴らしいセットで撮っている。

明確で美しい。

 

エクス・マキナアレックス・ガーランド監督

女ロボット自体の美しさも好きだけど抽選で選ばれた優秀青年と距離を縮める様子が純粋で良い恋愛だなと思う。

そしてそこで起きるサスペンス展開もハラハラするし、その先に起こる物語を考えてしまうラストも素晴らしい。

 

「ひまわり」ヴィットリオ・デ・シーカ監督

女の悲哀を際立たせるようにただひまわりが一面に咲いている。

 

「葛城事件」赤堀雅秋監督

始まりはどこにでも存在する。ありふれた家族が崩壊しかけており、もう既に崩壊した現在と行き来する。

同じ家族でも様々な人間が生まれ親が選べない子供たちは威圧的な父親と優しい母親から育てられ自然と心から悪の種が植え付けられてしまう。

 

「日本で一番悪い奴ら」白石和彌監督

スコセッシのギャング映画を彷彿とさせるも「グッドフェローズ」並みのスピード感は中盤辺りから落ちてしまう。

そのあとは期待してたほどの面白さもなく想定内の着地。

だが綾野剛さんの演技の器用さ、面白いキャスティングが光る。

 

「東京上空いらっしゃいませ」相米慎二監督

今に見る90年代映画の良き古さ。

幽霊が消えたり現れたりする、あの胡散臭い効果も良いなと思える。

 

「ふきげんな過去」前田司郎監督

少女の反抗期と思春期をテーマに監督独特のユーモアで作品世界を徐々に作る。

ありふれた日常の中に非日常的な謎を取り入れ観客を映画の先へと連れていく。

少女の内面の崩壊を爆弾のスイッチで表現するという装置と仕掛けも上手い。

 

「FAKE」森達也監督

事件の深いところまでは知らない観客たちが全員、夜のニュースを観てるような感覚になれる。

ちょうど良いギリギリのラインを保ちながら外国人と佐村河内守さんによる心理戦のような戦い、そして猫という和らげる道具(といっては失礼だけど)もあったりして良い映画に仕上がったなという感じ。

 

「TOO YOUNG TOO DIE! 若くして死ぬ」宮藤官九郎監督

とんでもないエンタメ映画だと思うし本当に素晴らしいと思うし最高に面白いと感じた。

修学旅行、好きな人とバスで隣同士になれるかどうかのドキドキ、その席を違う男子に譲ってもらう学校あるある。そしてバス事故で地獄に落ちて年齢を重ねた好きな人と再会するまで何度も虫に生まれたりとかインコに生まれたりとかして頑張るあの感じ・・・何か「バック・トゥ・ザ・フューチャー1」を思い出しながら観てて本当良いなと思いました。

しかも映画では良い感じに笑えるハナにつかない寒くならないギャグもあるし、地獄ではミュージック要素もある。

映画として色んなことに挑戦してるなーと思って個人的に好印象でした。

 

「オデッセイ」リドリー・スコット監督

土星で芋を作る。それ以外は以前からあるSF映画と同じような展開...。

 

「ブロークバックマウンテン」アン・リー監督

荒野、ハードボイルド、同性愛。

切なくて美しい。

 

おいしい生活ウディ・アレン監督

コメディ良し。テンポ良し。

 

「二重生活」岸善幸監督

 見ず知らずの人間を尾行するというスリリングな設定を扱ってはいるがその動機が納得いかない。

上手くハマれば良いフィルムノワールになりえたと思うしこういう設定なら最後に仕掛けを入れるべきだと思う

 

森山中教習所豊島圭介監督

ひと夏の友情と恋に教習所とヤクザを取り入れたのは面白い。

主人公の天然っぽさも上手く表現しきれており作品全体にある温もりは原作と変わらず。

 

死霊のはらわたサム・ライミ監督

青春ホラーの要素を含みながら低予算ならではの技術も垣間見える。

 

インターステラークリストファー・ノーラン監督

ここ最近のSF映画でも傑作中の傑作だと感じた。

普通のSF映画は主人公が実際に宇宙へ行って何かトラブルが起きるという流れでこのインターステラーもそうなのだが惑星だけでなく四次元や過去にまで行ってしまう新しさ、そしてノーランが撮る映像とその美しさが上手く融合している。

脚本も複雑に構成されており、主人公と子供たちの関係性もリアリティがあって非常に深い。終盤は本当に感動してしまう。

個人的に「2001年、宇宙の旅」に並ぶ傑作。

 

カラーパープルスティーブン・スピルバーグ監督

この監督はエンタメに徹底した映画を撮り続けたほうが良い。

 

「バッドマン ビキンズ」クリストファー・ノーラン監督

よくある展開。ただ、それだけ。

 

ダークナイトクリストファー・ノーラン監督

『バッドマン ビキンズ』に比べるとだいぶ作品自体の深さが倍増したと感じる。

 

ワイルド・アット・ハートデヴィッド・リンチ監督

女と男の逃避行。『ブルーベルベット』と比べるとリンチにしてはあまりぶっ飛んでないように感じる。

 

「ブレックファストクラブ」ジョン・ヒューズ監督

 いかにもアメリカ!というノリが冒頭から漂わせていて苦笑と寒気を感じながら観ていた。

 

プラトーンオリバー・ストーン監督

ベトナム戦争を扱った戦争映画。

戦闘もリアルで人間同士で行われる対立も見ごたえある。

 

ローズマリーの赤ちゃんロマン・ポランスキー監督

 今までに観たホラー映画でTOP10上位に食い込む傑作だし、間違いなくTOP10から落ちることもないだろうと確信出来る。

戦場のピアニスト』を観た時もそう思ったがこの映画を撮ったロマンポランスキーは天才だ。

ホラー映画というとまず驚かす。急に幽霊やゾンビが出てきて。だけどこの映画はそんなド定番なことを一切やらなかったし、やりたくなかったんだろうと感じさせる。

僕はこれを観て衝撃を受けた。作家独自の作風を残しつつ撮ったパーフェクト・ホラームービー。現在、これを観てからホラー漫画を描こうと密かにプロットを思考中である。

 

十二人の怒れる男シドニー・ルメット監督

90分という短さでありながら白熱し見入ってしまう社会派映画。

ほとんどのシーンを部屋一つで撮影してしまうという制約を設けながらもこれまで面白い映画が作れるとは。そんなことを改めて実感しました。

 

「下衆の愛」内田英治監督

売れない映画監督と売れない役者たちがトラブルを起こしながらも映画製作に奮闘する群像劇。

主人公は下衆だが下衆なりにもどこか理解出来る行動がちゃんとあるしそれは他の役者たちにもそうだった。笑いどころもあり売れなさならではの悲哀というのもしっかりと表現出来た作品だった。

実はこれ大阪にある第七芸術劇場で行われた初日舞台挨拶に参加して観た映画。

舞台挨拶というのは初めてだったので良い記念になった。

 

 

6月15日

2年ぶりに高校へ行った。学校のパンフレットに載る写真とかを撮るためだ。そのときにお世話になった方たちにお礼とか挨拶が出来て本当に良かった。高校卒業してから行ってなかった駅も少し変わってて高校時代の自分がすぐそばにいるような感じがした。

学校に頼まれたサインを書いているとき名前だけ書いて渡してしまったことがあるのでサインの書き方覚えないといけませんねという話を高校のときマンガコースで教えてもらってた先生と話しながら描いた。

高校時代は今よりもっと暗かったので毎日ゲオで映画とかCDとか借りて漫画描いたりしててずっと一人で遊んでた。今思えばもっと友達作って遊びまくっとけば良かったと思うけどたぶんそっち行ってたら今より映画に興味なかったと思うしニルヴァーナとかレディオヘッドとかを入口にして入った洋楽に触れてなかったかもしれない。そういう点で高校時代に映画とか音楽に興味持てて吸収出来たの良かったかも。それがなかったら自分の漫画もここまで行ってなかったと思うから。

ちょうどそのとき観たのが僕が好きな女優 有村千佳さんが援助交際してる女子高生を演じててホテルで男優とヤるというハメ撮り作品だったけどその作品がまるで90年代のような雰囲気、ホテルの窓から夕暮れが差して少し赤く染まった部屋でセックスする有村千佳さんが本当に好きで単純に作品としてとても良いなと思ったんです。

あれを初めて観たときこんなにエロい女優いるんだっていう衝撃と存在感。目がエロいし有村さんはよく男性のちんこを口から出したとき涎の糸を意図的に出してるんです。こういうテクニックに僕はビビりました。あと僕自身がドMなので女王様系の作品も凄い良いですね。演技の幅が広いです。

その作品をイメージして描いたのがちょうど今年の前期ちばてつや賞で佳作を受賞した「卒業して酒と煙草を覚えてしまっても君だけは黒髪のように変わらないでいてね。」という漫画です。とにかく僕は今でも夕暮れに染まったホテルの一室が忘れられません。

www.moae.jp

 

もう発表してから二週間ぐらい経ちますけどやっぱり月刊誌に読み切り載ったときよりも感想見かけますね。まあ、無料だしWebで手軽に読めるから当たり前か...。

 

それとこの漫画の終盤に主人公の部屋が出てきます。そこに僕が好きな女優である松岡ちなさんのことを書いたポスターが貼られてるんですが松岡ちなさんは現在、事故の被害にあって休養中と知りました。

また元気になって再び作品を出してくれることを切実に願っております。

 

5月に観た映画の感想。

「ありきたりの映画」・・・ジャンリュックゴダール監督。ほとんど勉強。

 

「たのしい知識」・・・ジャンリュックゴダール監督。映像は面白いが最後まで理解できない。

 

監督失格」・・・平野勝之監督。AV女優とAV監督という少し特殊な職業の二人が実はとても普通の恋愛をしていてそこには青春とか喪失感とかが痛いくらいに伝わってくる。それと同時に人間は実はとても弱く作られていて壊れやすい生き物だと改めて思い知らされる。

 

「ヴィクトリア」・・・ゼバスティアン・ジッパー監督。一夜にして犯罪に巻き込まれていく十代後半の女の子を緊張感溢れるワンカットで撮り続ける。そこには事件を起こした犯罪者グループたちと共に夜明けを過ごしていくリアル感と間近に生まれていく恋がかなり刺激的。

フィルムノワールに分類されるがその中でもかなり良く出来た作品。しかし前半の退屈さと後半からの面白いサスペンスの差が結構あったのでそこはもう少し工夫出来なかったかなと少し残念に思う。

 

サンライズ」・・・フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ監督。1920年代。サイレントらしからぬ演出と構図が本当に美しい。そこに上質な音楽も加わり観客を揺さぶる脚本と俳優たちの演技でこの映画は非常に素晴らしい傑作になることが出来たのだと思う。

サイレントなのに湖のシーンが本当に怖いと思えるのは音楽だけじゃなくジョージ・オブライエンの演技とか犬がやたらと吠えてたり湖に集まる鳥が不穏な雰囲気を作っているからなんです。他にも都会の生活を撮ってる点も良い。そこに田舎者の二人が初めて都会の美容室に行って体験するのも感動。僕のオールタイムベストに入れたい傑作。

 

追悼のざわめき」・・・松井良彦監督。終始、白黒と気持ち悪い映像の中にときどきハッとするシーンはある。しかしストーリーは基本的に難解。しかし理解出来ない部分を分かろうとしたいので何回も観る。そういうなんともいえない魅力があるのは理解出来た。

 

「アニーホール」・・・ウディ・アレン監督。男と女の出会いから別れまでをテンポよく映している。とても爽やかでアニメを入れたりセリフと同時にモノローグを入れるなど表現的にもユニークに溢れていて好き。

 

ノスタルジア」・・・アンドレイ・タルコフスキー監督。白黒とカラーを使い観客を夢の中に少しずつ移動させるような映像は映画そのものと繋がっていえなくもない。しかし単純に面白くない。難解映画にある深さも自分には合わなかった。

 

ディストラクション・ベイビーズ」・・・真利子哲也監督。日本映画にしてはとても攻めている映画でほとんどが喧嘩の暴力表現。しかしハリウッドなどでありがちな冗長なアクションシーンは感じさせず目の前で起きていることに前のめりになる。

個性溢れる監督が撮った個性溢れる映画。こういう映画を邦画で観たのはかなり久し振りかも。素直にこの監督が撮った次の映画が観たいと思える。

 

「ザ・プレイヤー」・・・ロバート・アルトマン監督。映画業界で働く人々を撮りながらも事件に巻き込まれるキャラを中心に撮る。

サスペンス的な面白さもありながら映画愛も感じられる。しかしそれ以上のものは感じられない凡作。

 

「ヒメアノ~ル」・・・吉田惠介監督。この映画を観て以降、V6が踊ってるニューシングルのCMを観たけどその中に殺人鬼が混ざっていて踊ってるようにしか見えなかった。だって映画と同じ外見だもん。金髪だもん。それぐらいこの映画に出る森田剛さんの殺人鬼役はかなりハマってた。素晴らしい。

ブコメとサイコスリラーの要素を上手く混ぜた監督の手腕。見事としか言いようがない。

 

 

 

 

 

 

 

5月5日

どこにでもいる女の子の日常を大体、知ることが出来る時代になった。

僕が中学生ぐらいのときはプロフっていうのが流行ってて(今でいう簡単に作れる個人ホームページみたいなもの)それは運営してる人のブログだったり写真を上げれたり友達のプロフのリンクを張ったり。

そのときにもREALっていう現在のツイッターみたいなものがあったんだけど、そのときは特に何も感じてなかった。

中学生ぐらいから始めたツイッターを2~3年やった辺りから女子学生とかがちらほら自撮りをアイコンにしてその子の淡々とした日常を綴っているのはとても素晴らしいなと感じ始めた。正直、感動に近い。

 

学生時代、気になってた女の子のアカウントは意地悪してくるみたいに鍵が付いててフォローしないと見れない。その子とあまり学生時代、接点がなかったのでさすがにフォローする勇気は無いし学生時代、大人しかったあの子がどんなこと呟いてるのか興味がある。そのとき考えてたことは今でも同じことなのかどうか。

今でも僕と同じ街に住んでいるんだろうけど街では仕組まれたように全然、すれ違わないことを少し恨めしく思う。

すれ違って、お互い「あっ」っていう表情になって、変な間があって、知らんぷりして、お互い目的の場所へ向かう。

これってあと何回、体験できるんだろう?

 

高校時代、狂って自分の中にある鬱憤をぶつけるみたいに漫画を描いては投稿してた少し前の状況。あのときは何で自分の漫画が何も音沙汰なくて何十回も落選しまくってたの意味分からなかったけど現在は色んな編集者の人から連絡くれるようになって少し前と今の状況の違いに少し驚きとそれに慣れるため必死に付いて行ってる感ある。

努力でこうなったのか正直、分からないけど相変わらず絵を上手くなろうとする努力はしんどいし自分は絵を練習しようとしないし嫌いだし笑える。漫画描くのが好きでここまで来れたのかもしれない。あんまり細かいことは分からないけど。

 

結構前に自分の元担当編集者だった方が大阪に用事で来るってことになって生まれて初めて編集者という人と二人で御飯行って色々、喋った。

そのとき自分は絵が下手だし絵を練習することは疲れるから嫌い。だから正直、売れなくても最低限の生活さえ出来ればいいって言ったらその編集者さんは苦笑しながら「いや売れなかったらこっちが困るから。連載してる以上、売れなかった困る」と言われ「あー、なるほど。確かにそうだな…」と反省した。

それからは徐々に売れたいと思うようになっていき、連載する雑誌を黒字にして助ける気持ちで描かないとなと思った。

 

4月の映画
 
「ルーム」★★★★★
レニー・エイブラハムソン監督。
部屋の中で希望を捨てずなんとか脱出を試みる母親と息子ジャックの深い絆がそのままこちらにまで伝わってくる。
奪われた時間を必死に取り戻そうとする故に今度は自分の内面と対峙せねばならなくなる母親。
その母親と息子という時の人を迎え入れたことにより祖父と祖母たちも生活をマスコミたちから監禁されてしまう。そして観客は初めて本当の世界を知る息子を全て出し切り疲れきった母親のように見守る。
基本的に息子の視点でこの映画は進むがその映像がとにかく上手い。非常にリアリティがあって息子が外を出たときの世界の広さとそれに驚く演技。これを観客にまで伝えることができるのは本当に凄い。
母親と息子役を演じたブリー・ラーソンとジェイコブ・トレンブレイの演技が素晴らしく「ルーム」は間違いなく今年の傑作といえる。
 
「LOVE 3D」ギャスパー・ノエ監督
情熱を示す赤色を使った映像、女々しい男の独白
 
「リップヴァンウィンクルの花嫁」岩井俊二監督
様々な顔と名前を持つ人たち。綾野剛黒木華もそう。変な人に囲まれながら生きる女性、レズ。前半良かったが後半から失速。
 
マグノリア」ポールトーマスアンダーソン監督
それぞれ悩みを抱え苦しんでいる登場人物たちが偶然によって繋がり、大量の蛙が空から降ってくるという偶然によって解放される。
奇妙なストーリーを上手くまとめた優秀な群像劇。
 
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」ポールトーマスアンダーソン監督
目の前にある石油の仕事を淡々とこなし成功していく男。
息子が犯したことに対して最後まで信頼せず男もある過ちを犯す。本当の幸せを見つけることが出来ない男と教会を主宰する預言者との対立が素晴らしく男は落ちるところまで落ちてしまう。
ダニエル・デイ・ルイスに引けを取らない演技をする預言者役のポール・ダノに思わず息を呑む。
個人的にポールトーマスアンダーソンの作品の中で一番好きで一番の傑作。
 
ストーリーには少しツッコミどころがあるが相米慎二監督の素晴らしい技術が光り薬師丸ひろ子さんを最大限に活かしている。
もはやストーリーを楽しむという感じではなく相米慎二監督の構図と演出。そしてその中で躍動する役者たちを魅る映画なんだろう。
 
映画への未来を語り、映画への愛を語る。そして映画監督として映画というものを解体する作業。そして映画が原因による苦悩と破壊。
監督の幼少時代の記憶がグイドの映画の構想でもあったり監督が製作した映画にグイド本人が出たりと「8 1/2」は何重にも積み重なったとても緻密な構造になっている。
映画で「8 1/2」自体をグイド取り巻く人々が批評しているようにも見えるし観客はこの難解な映画のパズルをどうにかして解こうとする。しかしその行為自体が映画を面白くさせ、その映画について人と議論するのが幸せだったりするのだ。
 
二人の関係性を表したようなその壁は当時では珍しく女の方から男に歩み寄りヒビを入れる。
しかしその壁はわざわざヒビを入れなくてもよじ登れば簡単に男の方へ行けることに女は気付く。
無駄がないスピーディな展開とユーモアと洒落た台詞に白黒映画への抵抗を取り払うことが出来る秀逸な作品。
 
1925年製作のサイレント映画。この時代にこういう脚本の作品を撮ったことに驚きだが今見ても結構、面白かった。
船員と船長そしてコサック兵との戦いを描く。
オデッサの階段のシーンは有名でモンタージュ理論を自ら実行した映画史において重要な映画監督の一人。
 
暗殺の指令を受けたマルチェロに落ちる影と悲しみを美しくも的確な構図で繊細に描写する。
森の中で殺されたアンナと同様マルチェロも暗い森の中で自分を見失い途方に暮れる。
 
物語が二転三転して途中で追いつくことが出来なくなるぐらい入り乱れ、ほとんどストーリーの一部しか楽しめていない感覚。
原作がピンチョンだしポールトーマスアンダーソン監督のことだし、これを欠点とは思わないがこういう映画に取り残されるという体験はゴダール作品を観て以来だ。
そういう点では繰り返し観なければいけない映画。ポールトーマスアンダーソン監督作品の中で個人的に1番難解だと思う。
3年後か5年後か10年後にまた観ます。
 
「Mommy」グザヴィエ・ドラン監督
苦しさを共にし、それぞれ別の道を歩むことになった二人の母親と一人の発達障害の息子。
手探り状態のまま、ほんの短い間だけ幸せを見つけ目の前が徐々に広がっていく。そこは幻想的でありながらもっとも現実に近い。
人生という壮大なテーマを繊細な表現で切り取った若き天才監督の傑作。
 
「ラストタンゴインパリ」ベルナルド・ベルトルッチ監督
お互い名前を明かさないというルールで男と女が一つの部屋に住んで生活し愛を知る。
絶望的につまらない時間だけが過ぎる中、ジャンピエールレオがいきいきと演技していて最高。
 
3歳で中国の王になった男の子の人生を辿る。
母の死、家庭教師との友情、二人の妻による関係性が素晴らしい音楽と鮮やかな色彩によって彩られる。
 
「黄金狂時代」チャーリー・チャップリン監督
映画ってやっぱり素晴らしいなと思わせてくれるコメディ映画の傑作。
笑いだけでなくチャップリン作品の特徴でもある哀愁も兼ね備える。
テンポが素晴らしくあっという間に時間が過ぎる。
 
路頭に迷うトラヴィスは何もない荒野をあてもなく歩いていき4年振りに弟に発見され、弟の妻とそのトラヴィスの子供ハンターに再会する。
失われた4年間の空白をトラヴィスとハンターによる短い旅によって丁寧に辿っていきトラヴィスがいない間、何が起きていたか。そのトラヴィスの妻は4年もの間、何をしていたかを来た道を戻るようにしっかり伏線を回収するのが上手い。
トラヴィスとハンターによる妻を探す旅の景色は修復した父と息子の関係性を表すようにとても澄んでいる。
夜の街はカラフルな灯りに彩られ見事なものだが特に素晴らしいのは今の仕事に全てを尽くしているとでもいうように真っ赤な服を着て真正面にどかっと座る妻の構図。そのシーンを観ただけでこの映画はここから本領発揮し、傑作の道へと向かわせるのだなとエンディングはまだ訪れていないのに分かる。
そしてトラヴィスが過去のことを受話器に向かって喋る長回しのシーンにただ息を呑み、そのときのハリー・ディーン・スタントンの表情に思わず口から素晴らしいという声が何度も漏れるのだ。
 
 
ロングで自然の中に生きる人たちを幻想的に美しく撮り時々アップで感情を直接、伝える。
人の命、愛。映画を盛り上げるような展開や音楽は何もなくただ自然の音のみが聴こえる。
非常に優しい印象を持つ映画ではあるが少し大人しすぎる。人が猿になって現れるインパクトあるシーンを振り返ればそのあとのあまりの展開の抑揚のなさに否が応でもそう思ってしまうのだ。
 
長い間、眠り続ける息子がただ起きてくれるのを待つ母親。時間だけが過ぎていく。
ノートには今は無き宮殿のことと眠り続ける兵士たちの末路が記され、そのことを知りながら母親は交信が使える女を通じて息子と対話する。
幻想的でありながらも神秘的で母親による息子の愛情が痛切に伝わる映画だった。
 
5時間もある映画で結構、ぶっ飛んだ描写もいくつかある。少し冗長に感じた。しかしロバートデニーロのチンコが見れる映画はこの作品だけではないだろうか。
 
「あ、春」相米慎二監督
どこにでもある一般家庭のぐらぐらとした不安定さと作られた感がする設定のバランス。
ひよこの死と父の死そのあとに父がお腹で暖めたおかげで生まれたひよこ。
輪廻転生を意味するこの表現は佐藤浩一さん演じる男が新しい道を歩もうと希望に満ちた表情と実によく繋がるのだった。
 
アンタッチャブル」ブライアンデパルマ監督
ギャングのボスを逮捕するために組まれた捜査官たちが戦う。
魅せるアクションであんまり退屈はしなかったが突出した面白さもなかった。
そして実話ということだが全体的に「七人の侍」感が凄く感じてどうしても観ながら比べてしまう。
 
「ソロモンの偽証 前編・事件」成島出監督
中学生役の一部の子たちの演技が素晴らしい人もいれば、まだ少したどたどしいなと思う人もいる。まだ若いのでしょうがないけれど。
そして脚本はおままごとしているような雰囲気ですんなりと作品に入り込めず一歩引いた状態で観ていた。
 
「スポットライト 世紀のスクープ」トム・マッカーシー監督
サスペンスのように緩急を付けたストーリーで徐々に教会の恐ろしさに飲み込まれていく。
映画にて僅かしか登場しない児童たちは教会とこの事件の不気味さと恐怖を増幅させる役割であり、笑顔は見せるも決して光の当たる場所には置かれていなかった。
 
「サウルの息子」ネメシュ・ラースロー監督
主人公サウルの周辺で起き続ける惨劇と残酷な映像が長回しの効果により恐怖を植え付ける。
これが長編デビュー作とは思えないほどの傑作。
その完成度の高さに非常に感動した。シネフィルたちの今年の年間ベストにちらほらとランクインしているだろう。
 
コメディとわくわくさせる冒険活劇のほどよい軽さのバランスで面白い。
まさかの終わり方に少し驚きはしたが子供が見たら考えさせられるだろうその深さにグッときた。
ストーリーが秀逸でタイムスリップ物としては非常に良くできた映画かと。
 
あえてそうしてるのかもしれないが小津安二郎東京物語」のリメイクとあって、ある役者の演技が昭和感があり平成の今になって観ると少し違和感があって気になる。
しかしその他の部分はしっかり小津安二郎の良さを上手くリメイクしていて、ちゃんと現代に届いたのではないか。
 
90年代の空気が充満しているアニメでその雰囲気が心地良い。
 
 
冴えない日々を送る男が以前から所持していたショットガンにより突如、崩壊した世界で名前の通り英雄となる。
パニック映画として基本的に良く出来ており、ほとんどがスピード感あって進んで飽きない。
しかし終わり方に工夫がない点やヒロインと重要な登場人物に焦点が当てきれておらず鑑賞後、もっと良い作品に出来たかもしれないとなんだかもやもやが残ってしまった。
 
シュガー・ラッシュ」リッチ・ムーア監督
仮想世界での悪役は現実でヒーローになることを目指すが次第に普通の人に見られることに段々と気付かされていく。
ゲームの細かいネタが詰まっていたり全体的にカラフルな画面と躍動するキャラクターたちが可愛らしく観ていて飽きず楽しめる。
 
「ズートピア」バイロン・ハワード監督、リッチ・ムーア監督
差別問題を個性溢れる動物のキャラクターたちに直面させながらテンポ良いギャグと謎で先が気になるストーリーの相性が非常に良い。
 
「レヴェナント:蘇りし者」アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督
極限状態の場所で命懸けで生きながら復讐へと一直線に向かうディカプリオの怪演に思わず息を呑む。
まさに大自然の一部となっているディカプリオのサバイバルの様子を流れるようなカメラで撮り続ける
 
「アナザー・カントリー」マレク・カニエフスカ監督
作りこみが足りない。もっとやれんたんじゃないかと。
 
「エデンより彼方に」トッド・ヘインズ監督
黒人と同性愛差別をテーマにした映画で同じ同性愛差別の「アナザー・カントリー」よりこちらのほうが良く出来てた。切ない。
 
「ブリングリング」ソフィア・コッポラ監督
久し振りにひどい映画を観た。
悪いけど父親の力で映画撮ってると言われても仕方ないなと思う。
前回の「SOMEWHERE」という映画も中々の酷さだったこと今でも覚えてる。