創作と生活

主に映画の感想を書いてます。

風邪

風邪をひいてしまった。熱は下がり元気になったが、鼻水がよく出る。

あと声が自分のものではない。出しにくい。

病気で一人、部屋の中で寝ていると、放哉の句「咳をしても一人」を思い出す。

宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」も思い出してしまう。

 

創作の話。

今は漫画のネームを描いている。ちなみに女優を題材にしたストーリー。

独特の世界観に仕上がっている。

 

映画の感想。

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『ダンサー・イン・ザ・ダーク』・・・僕はミュージカルがあまり好きじゃないので、まったく観ない。だが、この映画を見進めていくと、突然、登場人物たちが踊りながら歌うので、「ああ、これはミュージカル映画なのか」と僕は気付き、少しがっかりしたのだがストーリーが面白い。とにかく暗いのだが次の展開が気になって、しようがないのだ。そして今まで主人公のことを大事に抱きしめていたのに突然、突き放すように感じるラストシーン。とにかくそのラストシーンはホラー映画のように恐ろしくて、切ないのだ。

『めまい』・・・サスペンス映画の神様と称されるアルフレッド・ヒッチコック監督の作品。この作品を見終わって思ったことは、サスペンス映画でこんなに格好良いのは、この「めまい」だけなんじゃないか。レストランでマデリンとスコティが初めて会うシーンは思わず唸ってしまった。アート的映像の、めまいショットも魅力に溢れている。2012年には英国映画協会が発表した『世界の批評家が選ぶ偉大な映画50選』の第1位に選ばれた。

『サイコ』・・・ヒッチコック監督の作品。「めまい」の後に公開された。ジャネット・リー演じるマリオンの死体の瞳孔を映すシーンは良いが、最後、少し瞳孔が動いてしまっているのが残念。だがラストのノーマン・ベイツの顔が母の骸骨と重なり合うところは素晴らしい。この監督は演出をよく考えていると思う。あと本編とは関係ないのだが特典で当時の「サイコ」撮影秘話というのも観たが、これは面白い。ヒッチコック監督がいかに観客を大事にしているか伝わった。