創作と生活

主に映画の感想を書いてます。

3月5日

3月3日で18歳になった。

これからレンタルビデオ屋のアダルトコーナーに堂々と入れるんだと思うと涙が止まらない。

3月5日、高校の卒業式だった。

気になってた同じクラスの女の子ともう会えないんだと思うと涙が止まらない。

そう……全ては……

例えば……大人しくて口数の少ない女の子……その子が珍しく笑ってるとき……

高校の同級生が……ある日、人を殺してニュースに出て……

その……可能性……

 

高3の三学期、もうすぐ卒業だと思うと途端にやる気がなくなり、俺は学校をよくサボって家で映画を観たり、図書館に行って小説を読んだりしていた。

高2のとき、何とも思ってなかった女子に初めて手を握られた。

それからその子のことをよく意識するようになった。あの子は俺の手を握ったとき恥ずかしがってない顔をしてた。俺もそんな顔を演じてた、はず。

そして頻繁に過去の恋愛体験を夢で見ることから、俺は過去の恋愛を引きずりながら生きてるんだなって思った。

今日した恋愛は明日になると過去の恋愛になる。

今思えば本当に素晴らしい高校生活だったな。

なあ、ジョン・・・・・・そうだろ?

俺たち、まだこんなもんじゃないだろ?

 

漫画の原稿と頼まれてるやつが完成したら、また編集者に送る。

しばらくこんな生活が続きそうだ。

 

 

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「さよなら渓谷」・・・大森立嗣監督。この作品から出てくる閉塞感、回想と共に進んでいくストーリー、俳優陣たちの演技が本当に良かった。

これからも大森監督の作る映画に期待しています。

 

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「恋愛日記」・・・フランソワトリュフォー監督。これは非常に良い映画だった。女という存在を上手く描写出来ているし、主人公ベルトランと関わった色んな女性たちもキャラが立っていて面白い。

ストーリーが進むとベルトランが小説を書いて出版しようとするのだが、その展開は正解だ。

ベルトランが書く小説の内容ってのは、もちろんこの映画「恋愛日記」の話なのだがベルトランが執筆する作業も何度か描写されていて、映画と一緒にベルトランの小説も完結に進んでいくのが凄く心地良かった。

 

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「暗くなるまでこの恋を」・・・フランソワ・トリュフォー監督。

恋愛に少しサスペンス要素を入れたヒッチコック風の作品。

コモリ探偵とマエが肩をぶつけて再会するシーンはちょっとご都合主義に感じる。

だがマエがジュリーの顔を風景画に例えるシーンは非常に良かった。だけどこのシーンってジョセフ・ジョン・スタンバーグ監督の「女の顔」からの引用なんですね。その映画、観たことないんで分かりませんでした。

にしても何だこのラスト。2時間オーバーしたから強制終了みたいな感じで映画は終わるんだけど、これ明らかに脚本が駄目。中盤までは結構、面白かったんだけどな。後半でなんか面白いこと起きてほしかった。