2014年3月24日
新作漫画のネームを完成させた。全部で32ページ。
担当編集者から主人公の成長を描いてこその物語だと言われたので、今回の漫画には主人公の成長を意識してストーリーを書いた。僕が中学生のときに体験した恋愛をそのまま漫画にしたもの。
まあつまりエッセイ漫画です。
実は前からエッセイ漫画を描きたいなーと思ってたので嬉しい。
あと原稿のとき絵柄をちょっと変えたい。荒々しい絵柄とヘタウマの絵柄が好きなので、その2つを合わせられるように頑張る。
そういえば今回からネームをボールペンで描くようになった。理由はいつもネームのとき絵を描きこみすぎて全然進まないから。
ボールペンだと消せないので次のコマに嫌でも行かなくちゃいけなくなる。どうしても間違えて絵を直したい場合はすぐそばに解決策とかを書いておく。なかなか使えます。
漫画のさらなる発展、自分の漫画で様々な人たちに影響を与える、革命を起こすつもりで漫画を描いてる。自分には間違いなくそれらを起こせるであろう漫画、フォロワーを多数生み出せるであろう漫画を今のところ何本か連続して描き続けることが出来ている。
常に自分にしか出せない漫画を描けている自信がある。
頑張っちゃお。
「男と女」・・・クロード・ルルーシュ監督。
カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
普遍的な男女の恋愛を白黒とカラーで表現した傑作。
当初、経済的な理由で白黒になるはずだったがプロデューサーからカラーを使ってくれたらテレビ放映に4万ドル出すと言われたので、屋外はカラー、室内は白黒で撮影したと監督のインタビューで発言している。
結果それが技術的に成功しているので凄い。
はっきり言って全てのカット、台詞、音楽が素晴らしく、電車の中でアンヌとジャン・ルイがお互いのことを意識してるシーンに感動。
カットが次々と切り替わる演出には本当に鳥肌が立った。
傑作すぎたので1日に2回観た。非常におすすめです。
「ミスト」・・・フランク・ダラボン監督。
パニック映画のエンタメ要素だけでなく人間同士の対立も描いていて面白かった。
やはりこういう映画で一番大事なのはオチ。
どうか宇宙戦争みたいなオチはやめてほしいと思いながら観ていたがそんな心配はまったくいらなかった。
「恋愛小説家」・・・ジェームズ・L・ブルックス監督。
うーん・・・病気といえども主人公のことがこんなに好きになれない作品ってのは初めてだな・・・てか病気っていえば観客に主人公のこの毒舌、大目に見てくれるでしょ?みたいな感じが見え見え。
冒頭で犬を変なとこに放り投げるシーンとか主人公の好感度が最悪。こういう心温まるストーリーだったら主人公は絶対に嫌じゃない奴にするべき。
主人公は凄い毒舌だけど実は優しくて~・・・・・・いやいや知らんし。それでもお前の好感度は俺にとって低いままだから。
まあアングル好きだしキャロルが息子の病気で十分に恋をしてないってことを告白するシーンには感動したけど、このクソ主人公のせいで映画は台無し。この映画の欠点は全て主人公にある。
主人公の毒舌っていう設定よく考えたら全然いらないし。潔癖症で人から憎まれるって感じでもいいじゃん。
「トリュフォーの思春期」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
小学生というと毎日が冒険みたいな感じだった。学校が終わるとランドセルを放り投げてすぐ遊びに出掛けた。「トリュフォーの思春期」にはそんな元気な子供たちが多数登場する。
だがその子供たちにも色々、悩みがあるのは確かだ。それは家族、友達、恋愛のことなど。
この映画はそういう小学生のときに抱えたものを全て綺麗に映してくれている。
特に子供たちが授業中に先生をおちょくるシーンはかなり自然で素晴らしい。
笑いどころもありとてもハートフルな映画だ。
トリュフォーの短編映画「あこがれ」を長く撮ったらこうなったって感じです。
「アデルの恋の物語」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
失恋が原因で狂ってしまうとここまで恐ろしいことになるのか。
愛に身をささげたアデルを主人公にしたとても古典的な映画。
ストーリーは先が気になる感じではなかったが一気に観てしまったのは主人公アデルのキャラがとても魅力的だからだろう。
「ミッドナイト・イン・パリ」・・・ウディ・アレン監督。
パリに行きたいと思わせてくれる凄くロマンチックな映画。
音楽もパリの風景とマッチしている。
最後の出会いも伏線ありで気持ちよく観終えることが出来た。
だが特に光ものもなく無難な映画。
園監督はとうとう「愛のむきだし」以来の傑作を撮ってしまった。
この映画は非常にエネルギッシュで笑いどころもあり上質なエンターテイメント作品に仕上がっている。
残虐シーンの中で繰り広げられるアクションシーンには思わず目が離せない。
特に印象に残ったのは星野源さん、長谷川博巳さん、二階堂ふみさん。この三人の演技力には唸ってしまった。
タランティーノ監督がこの映画を観たら羨ましがるだろう最高のバイオレンス映画。
「共喰い」・・・青山真治監督。この映画を観ている間、登場人物の生命力をひしひしと感じた。本当に素晴らしい。
終盤、菅田さん扮する遠馬と篠原さん扮する琴子さんが裸になって寝てるシーンで車の走行音が遠く聞こえるんですが、これがもう抜群に良かった。たまたま入った音だと思うんですが良いですね(計算だったら凄すぎる)。一番好きなシーンです。
ベテランの光石さん、田中さんには言うまでもないですが菅田将暉さん、木下美咲さん、篠原友希子さんの演技がめちゃくちゃ良かったのでこれからの活躍が凄い楽しみです。
「エル・トポ」・・・アレハンドロ・ホドロフスキー監督。
色んな街でそれぞれの宗教が信仰されていて、それを信じながら生きていく人々が描かれている。
終盤、洞窟の中に住んでいた人々が違う街に来た瞬間、その街の人たちに次々と撃たれるが、これは同じ考えを共有できないことを表しているのではないか。
暴力と宗教をミックスした映画で非常に良く出来ていた。
『アートを使うのは薬が社会にとって毒だから』
DVD特典での監督の言葉です。
ジョン・レノンが大好きな有名カルト映画ということで以前から観たいと思っていた作品だったのですが観て良かったです。
「フォーン・ブース」・・・ジョエル・シュマッカー監督。
プロテおすすめ作品。面白かった。80分くらいの映画だったけど時間があっという間に感じましたね。
小さい展開のあとに大きな展開がやってくる。上手い。
コリン・ファレル、フォレスト・ウィテカーの演技も良かった。
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「インセプション」・・・クリストファー・ノーラン監督。
プロテおすすめ作品。後半になるとやや失速するが世界観の構築は見事。
見事なんだけどこんな難解にする必要あんのかなーと思った。まあ難解にすることでこの世界観を構築出来てるとは思うんだけど、もう少し分かり易くしても良かったんじゃないか。
ちなみに「メメント」のときも同じことを思った。