12月9日
久し振りの更新。
なぜ前回の更新から3ヶ月も空いてしまったのかというと単純に書くことがなかったから。ネットでも無口かよ!なんつって!グハハハハハハ!!(爆笑)
あっ今年の7月くらいから結構な数のネームを完成させては担当さんに送ってるんですが未だに連続でボツ食らってます。
これはやばいなー。うーん。
けど昨日、完成させたばかりのプロットはまじで良い。これは「48」を超えました。ネームにして担当さんに送ったら通るに違いない。早くネーム書きたくて嗚咽してます。
あっそういえば
前回のブログ記事で第75回新人コミック大賞(青年部門)に応募すると書きましたが結果出ました。
僕は2次審査通過したんですが3次で落ちました。まあ担当さんにボツ食らったネームをそのまま原稿にして応募したんでそりゃそうかー。上に行けなかったのは当然の結果。
次の新人コミック大賞の締め切りは来年の3月末。
審査員の浅野いにおさんに読んでもらいたいので忙しくなけりゃまた次回、投稿するつもりです。
よし!書くことなくなったから僕はもう寝ます!
朝8時起きなんで。
「甘い生活」・・・フェデリコ・フェリーニ監督。
記者の男がハリウッド女優と一緒に堕ちていくだけの話で特に面白くはないが、構図などの技術はさすがとしか言いようがない。
個人的には「道」の方が好き。
「ロスト・イン・トランスレーション」・・・ソフィア・コッポラ監督。
とても美しい映画。
生け花、ゲームセンターなど日本の伝統、特徴的なものを外国人視点から描き、言葉が通じないのもあったりでその外国人が抱く孤独というのも、ひしひしと感じられた。
物語だけを見れば特に何も起こらない映画なのだが構図、演出は非常に芸術的でその間に入る音楽もよくマッチしている。
ルパンが様々な方法で城に潜入していく姿、アクションシーンは非常に良く出来ており、ラストでクラリスとルパンが別れるシーンは感動した。
「コミック雑誌なんかいらない!」・・・滝田洋二郎監督。
1985年に起きた実際の出来事をモデルに芸能レポーターの内田裕也扮するキナメリが次々と取材していくという映画。
視聴者に伝えなければならないので言いにくいことでも言わなければならないレポーターがどのようにして突撃取材していくか。そのレポーターの葛藤などが非常に面白かった。
演出で引き込まれたのは日航ジャンボ機墜落事故、豊田商事会長刺殺事件ですね。
たまに内田裕也の滑舌悪いの気になるがやっぱ存在感あって良い味を出してた
「百瀬、こっちを向いて。」・・・耶雲哉治監督。
ドS演技をする早見あかりさんがただ可愛かったという感想しか残らない映画。
「ニシノユキヒコの恋と冒険」・・・井口奈己監督。
ただ竹ノ内豊さんが色んな女優とエロいことをしているだけの映画で鑑賞後、何も印象に残らなかった。
だが構成は上手く、長回しのシーンによって細かい恋愛の心情(仕事中に相手のことばかり見てしまうなど)を映し出されていたのはとても効果的だった。
「道」・・・フェデリコ・フェリーニ監督。
今までに観た映画で一番感動した作品と自信を持って言える。ストーリーの質はかなり高くテンポも良い。登場人物にはそれぞれ個性があるなど、とにかく一切、無駄がない傑作だ。
もちろん映画では登場人物の顔を映すものだが、この映画で撮られる登場人物の表情は一つ一つ明確であり、何を考えているのかすぐに分かる。それがフェリーニ監督の凄さなのかと俺は初めて「道」で知った。
特にジュリエッタ・マシーナが見せる表情は一つの感情見せるにも凄く細かくて緻密。それは「街の灯」「ライムライト」などで見せたチャップリンと共通している部分が少なからずあるのではないだろうか。
「大人ドロップ」・・・飯塚健監督。
身近にいる異性が自分にとって特別な存在だと気付かず、他の子に思いを寄せてしまうというのは恋愛の定番で、この映画は主人公がそのことにかなり遠回りしながら気付く内容になっている。
出演者たちの中で一番輝いているのは間違いなく前野朋哉さんだろう。脇役ながら確かな存在感を見せていて最近、他の映画に引っ張りだこなのが分かる。
他には小林涼子さん。台詞のイントネーションが少しおかしいのだが、登場人物と丁度、合っていて良い。
演出ではたまに小恥ずかしくなるようなものがあるが中には良いものもあり、台詞には細かい計算がされていた。
ラストで小林涼子さんが主人公に自分の思いを伝えるシーンにはぐっときた。
「ロリータ」・・・スタンリー・キューブリック監督。
妻の事故死には都合よすぎると思うが中々面白かった。登場人物の心理、サスペンスの場面では思わず画面に釘付けになる。
そしてロリータ役のスー・リオンはやはり小悪魔的で美しく、とても良い演技をジェームズ・メイソンと共にしていて、2時間半もある長い映画なのにまったく中弛みしなかった脚本には、ただ素晴らしいと言うしかない。
「パーマネント・バケーション」・・・ジム・ジャームッシュ監督。
とにかく酷かった。退屈すぎる。時間の無駄。
登場人物がいきいきしていて非常にポップなコメディ映画。
ザジ役のカトリーヌ・ドモンジョの演技はとてもキュートで笑わせてくれる。
そして演出が秀逸。コメディ映画でしか通用しない演出をルイ・マル監督はこの作品でしっかりとやっていた。
「終電車」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
ナチス占領下のパリという時代で劇場を行っている支配人とその妻、出演者などの人間関係を描いた劇場版「アメリカの夜」といった感じ。
だがこちらでは恋愛だけでなくユダヤ人差別の表現があり、とても良く出来ていた。特にラストには少し驚かされ、トリュフォー監督の手腕が感じられる。
「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」・・・エマニュエル・ローラン監督。
ヌーヴェルヴァーグの歴史、ゴダールとトリュフォーの関係について描いたドキュメンタリー映画。
個人的にはゴダールがトリュフォーの「アメリカの夜」を酷評した手紙の内容、五月革命のことが観れて満足でした。
ただまったく関係ない美人な女性がそれっぽい表情してたのにはうんざり。
「ピアニストを撃て」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
この映画はトリュフォーの才能が遺憾なく発揮された作品だと思う。
観客を退屈させないがどこか馬鹿っぽいストーリー。アクションと恋愛感情のバランス、音楽が本当に良い。
好きなシーンはシャルリがレナの手を握ろうとしたり、どうやってバーに誘おうか考えているシーンですかね。アズナヴールの表情の効果で寂しげな雰囲気が出て本当に上手い。
トリュフォー作品の中ではかなり好きになりました。