創作と生活

主に映画の感想を書いてます。

月刊スピリッツ8月号掲載 読み切り漫画「創作と生活」について

こんにちは。良い夏を過ごす準備出来てますか?北橋です。

今日は報告があります。

実は6月27日発売の月刊スピリッツ8月号で僕のデビュー作「創作と生活」(24ページ)を掲載させてもらってます。

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デビューまで1年近くボツになりましたが「創作と生活」でデビューできたことに喜びを感じてます。

ですが作中にいきすぎた下ネタがあるのでそれを見た家族、親戚がなんと言うか分かりません。激昂してペンネームにさせられるか家族を辞めさせられてしまうかもしれません。もしくは僕のこの下ネタのせいで近所で良からぬ噂が流れ北橋家引っ越しということも十分あり得ます。作品の批判よりそっちのほうが物凄く不安です。夜も眠れません助けて。

 

話は変わりますが「創作と生活」はエンタメだけでなく実際の僕の生活と少し重なる部分や漫画という文化がこうなればいいなという作者の理想が詰め込まれています。注目してほしいところはそこです。

 

制作時、大変だったことは24ページにまとめることと作画です。

お気に入りだったシーンを泣く泣く削りました。

担当さんが指摘した作画修正にだいぶ苦労しました。上手く描けないからです。

まあ、そんなこんなで完成したのが「創作と生活」です。

 

最後に小学6年生のときの担任の先生、高校のとき漫画の授業を担当していた先生、専門学校の担任の先生、前の担当さん、今の担当さん、友達、家族、ガールフレンドの沙織、松井玲奈さんに感謝したい。

あなたたちがいなければ僕はここまで来れなかったでしょう。

本当にありがとうございます。

 

「創作と生活」の感想いつでもお待ちしています。ツイッター、ブログのコメントでも構いません。僕のLINE、メールアドレスを知ってる方がいたらそちらでも全然いいです。面倒臭かったら口頭でも大丈夫です。

面白ければ雑誌のアンケートにちゃんと「面白かった」にチェック付けて出してくださいね。たぶんスピリッツ公式HPプレゼント応募のところで出来ます。

そのアンケートの結果でプレゼント抽選は当たらないかもしれませんが1人の人間の人生を 全て決めてしまうかもしれないので本当に宜しくお願いします。漫画家にとってアンケートとは銃口を向けられているようなものですから。

 

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ゆきゆきて、神軍」・・・原一男監督。

違う視点から戦争を撮ったドキュメンタリー映画。

 

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「ウォールフラワー」・・・スティーブン・チョボスキー監督。

10代が経験するであろう青春、性別の壁を撮った映画。こういう内容はときどき観ていて恥ずかしくなるものが多い。だがこの映画に関してはそんなことはまったくなかった。

褒めたいのはクライマックス。薬物による幻覚と自殺の関係性の描写はとても素晴らしく胸騒ぎがした。

 

 

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「ドライブイン蒲生」・・・たむらまさき監督。

少し寂れた町とそこで暮らす家族の関係性が非常に良く表すことが出来ていて小道具の針?が家族にとってどのような物かが分かるというのも効果的だった。

 

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「転校生」・・・大林宣彦監督。

この80年代に公開された青春傑作映画は自分の映画体験の中でとても重要な一作になった。

公開から30年以上経った今。映画の中で行われる展開は特に新しさもなくベタに思える。だがなぜこんなに面白く、批評的な目から見ても完成度が高いのか。

それは尾美としのりさん、小林聡美さんのエネルギーに満ち溢れ、吹っ切れたような演技がもう本当に素晴らしいのだ。この演技のおかげでこの映画の価値がとても上がったんだと僕は思う。(小林聡美さんが演じた男の子は本当の男の子よりも細かい仕草含め男らしかった。正直、こんなに素晴らしい演技今まで見たことがなかった。あまりの素晴らしさに思わず観ていて笑ってしまった)

ラストシーン。8ミリに映る小林聡美さん演じる一美が車を追いかけるのを止め、後ろを向き、スキップし、そしてまた振り返ったと思った瞬間に8ミリが終わる・・・本当に感動した。何もかもが計算され尽くしている。映画の中で誰もが聴いたことのある音楽はとても効果的で、(製作費がないためそのような音楽を使用したらしいが)心は男の一美がナンパ男を撃退し、その男がまるでギャグ漫画のように足をぴくぴくさせながら倒れているところ。計算してそうやったのではないかと思い、本当に怖くなる。

オープニングとエンディングまたその間にあるものも素晴らしい。こんな映画は中々、作れないし観る機会もあまりないだろう。

まるで奇跡が起きまくったような映画だ。

 

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「隣の女」・・・フランソワ・トリュフォー監督。

男女の愛をサスペンスを絡ませながら深く突き詰めており非常に面白く観ることができた。

トリュフォー映画の中でも完成度と面白さがとても高い作品。

 

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「パッチギ」・・・井筒和幸監督。

極めて王道そして普通・・・

評価出来るのはクライマックスからラストにかけての盛り上がりのみ。

 

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恋のエチュード」・・・フランソワ・トリュフォー監督。

姉妹との壮大な恋愛を2時間で描かれ、トリュフォー自身によって語られるモノローグの台詞がとても際立っている。