4月5日
ブログ更新しない間、ずっとネームの修正を繰り返してたけど最終的にボツになった。自信あったのに悲しい。いつかこのネーム、発表する日が来たらいいなと思う。
ページ数が多いと言われるので新しいネームを24ページにした。上手く行けばいいと思うし気に入ってる作品だけど自分の作風的に自信ない。この前のネームボツが原因で自信無くなってる。
自分が面白いと思うものと周りが面白いと思うものが少しズレているような気がしてならない。不安だ。
今年に入ってからネームばっかやってるような気がする。
早く有名になって売れて色んな人から感想が欲しい。漫画描くのはいつも一人だから孤独だし妙にテンション上がらないしこんなに虚しいことって他にあるのかと愚痴りたくなるが部屋で一人作業中だから愚痴る相手もいない。だから自分の漫画を読んだ人たちの感想が本当に救いだ。色んな人が漫画を読む。俳優も女優もアイドルもお笑い芸人も一般人も。日本人のほとんどが日常的に漫画を読むといってもいいくらい。だから自分の漫画もその人たちの日常に滑り込むことができたらと思う。
最近、描く漫画の設定がAV関係のものばかりで良い感じに谷崎潤一郎の影響受けてるなと思う・・・・・・。
「バタフライ・エフェクト」・・・エリック・ブレス監督。
全ての物語には必ず作者が正解だと思った展開を選ぶ。間違いだと分かったらその展開を失くし、また違う展開に置き換える。それを修正、推敲などと言う。
だがこの映画では違う。脚本を書くとき候補に挙げた展開を全て実行している。そのため映画としての面白さは申し分ない。
斬新なアイデアも主人公の能力で十分、納得出来る。
「私の男」・・・熊切和嘉監督。
浅野忠信さん、二階堂ふみさんの存在感と演技にまず圧倒され、近親相姦を描いた緊迫感に思わずやられた。
あの年齢で浅野忠信さん相手に小悪魔な演技をさらりとやってのける二階堂ふみさんは本当に良い女優だなー。
しかし花による殺人で遠くまで行ってしまう大塩さんの姿はとてもユーモアあふれていたのでそこは花が大塩さんを氷水の中へがんがん蹴って沈めてほしかった。
だが浅野忠信さんがモロ師岡さんに鍋に入った熱々のおかずをぶっかけナイフで殺すシーンは迫力ある構図で素晴らしかった。
「ほとりの朔子」・・・深田晃司監督。
浪人中の朔子が夏の終わりの二週間を伯母の家で過ごすという非常に文学的な映画。
海辺の街と二階堂ふみの被写体も良く合っていて、彼女の表情から心情が上手く読み取れる。
また原発事故被害者を少し違う視点から描いてるのも新しいなと感じた。
「パレード」・・・行定勲監督。
映画全体に流れる雰囲気はかなり好きだし良かったんですが藤原竜也さんが林さんを尾行するシーンあまりにもバレるだろって思ってしまうくらい近すぎるし、ラストのシーンは登場人物みんな普通の表情にしたほうがいいのでは?と思ってしまう。
素材はかなり良いのに色々ツッコミどころがある、もったいない作品でした。
「2つ目の窓」・・・河瀬直美監督。
生と死、十代の男女の性をとても抒情的に表現され、観ていて心が揺さぶられた。
舞台となった町本来の温かさ、住民の暮らしが想像出来る。
「渇き。」・・・中島哲也監督。
時系列をコントロールしながらストーリーを進ませる技術、役所広司さん、中谷美紀さんの演技はさすがと言ったところ。
だが過去に撮られた「告白」と比べるとやや物足りない。
もう少し加奈子というキャラクターを掘り下げる必要があった。
現実感がない。
「ゴーン・ガール」・・・デヴィッド・フィンチャー監督。
鑑賞中、あまりの完成度にとても驚いた。
この傑作サスペンス映画をヒッチコックが観ていたらとても悔しがってただろう。
「ゴーン・ガール」は一度も停止することなく加速し続け、ニックとエイミーが吐いていた嘘は観客、作品内の登場人物を騙すことに成功した。
不穏な音楽ではニックの心情と観客の気持ちが見事、シンクロして効果的。
またこの「ゴーン・ガール」はただのサスペンス映画ではなくマスコミを批判しつつ夫婦というとても日常的なものを設定として入れたおかげで観客に「もしかしたら自分にもこんなことが起こるのではないか」という不安を抱かせている。
これが今までのサスペンス映画と「ゴーン・ガール」の違う点である。
よくあるサスペンス映画では鑑賞してる自分もしくは実際に起こりそうだと思わないのがほとんど。
だが「ゴーン・ガール」は不吉なことに実際に自分の身に起こるかもしれないのだ。
12月26日 北橋映画賞&2014年Best Album TOP10
徳井義実のチャックおろさせてーや今までの回、全部観て
次はAV女優を目指すヒロインを描こうと思った。
恐らくネームは40ページ超えそう。久し振りに自信がある漫画を描けて満足です。
ネームもあと少しで終わる予定です。
2014年は自分の生活が少し変わりましたね。
自分の漫画が賞をもらって実際、編集者と待ち合わせして会ったりとかして。
なんていうか、原稿描きつづけて良かったなと思いました。受賞するまで小さな賞にも入らず、ずっと落選でまったく先が見えなかったけど。
自分の性格が原因で今まで色んなこと長続きしなかったけど、ずっと続いてるのは漫画だけです。
漫画の専門学校に入学して友達が初めて描いた漫画で担当付いてたりするの見るとやっぱすげーなと。
僕は担当付けるのに十数作品ぐらい原稿描いて担当やっと付いたから笑
まったく漫画描いたことない状態で専門学校入学してたら今頃、何もかも終わってましたね。
あー怖っ。
そういえば初めて編集者から名刺もらった日は今でも覚えてるなー。制服のブレザーのポケットに名刺入れてて、それをずっと左手で触りながら家に帰った。
良い思い出。
今年、北橋が観た映画の中で一番良かった作品に授ける北橋映画賞の発表をします。
今年は青山真治監督の「共喰い」が一番良かったですね。
映画全体に溢れる閉塞感。出演者たちの演技。まあ何も欠点ないなって感じです。
続いて2014年Best Album TOP10発表します。
【10】The fin 「Days With Uncertainty」
【9】Foster The People「Super model」
【8】PEACE「IN LOVE」
【7】Superfood「Don't say that」
【6】Eagulls「Eagulls」
【5】The Drums「Encyclopedia」
【4】Avey Tare's Slasher Flicks「Enter The Slasher House」
【3】Mac Demarco「Salad Days」
【2】The Asteroids Galaxy Tour「Bring Us Togther」
【1】Juliancasablancas+Voidz「Tyranny」
12月9日
久し振りの更新。
なぜ前回の更新から3ヶ月も空いてしまったのかというと単純に書くことがなかったから。ネットでも無口かよ!なんつって!グハハハハハハ!!(爆笑)
あっ今年の7月くらいから結構な数のネームを完成させては担当さんに送ってるんですが未だに連続でボツ食らってます。
これはやばいなー。うーん。
けど昨日、完成させたばかりのプロットはまじで良い。これは「48」を超えました。ネームにして担当さんに送ったら通るに違いない。早くネーム書きたくて嗚咽してます。
あっそういえば
前回のブログ記事で第75回新人コミック大賞(青年部門)に応募すると書きましたが結果出ました。
僕は2次審査通過したんですが3次で落ちました。まあ担当さんにボツ食らったネームをそのまま原稿にして応募したんでそりゃそうかー。上に行けなかったのは当然の結果。
次の新人コミック大賞の締め切りは来年の3月末。
審査員の浅野いにおさんに読んでもらいたいので忙しくなけりゃまた次回、投稿するつもりです。
よし!書くことなくなったから僕はもう寝ます!
朝8時起きなんで。
「甘い生活」・・・フェデリコ・フェリーニ監督。
記者の男がハリウッド女優と一緒に堕ちていくだけの話で特に面白くはないが、構図などの技術はさすがとしか言いようがない。
個人的には「道」の方が好き。
「ロスト・イン・トランスレーション」・・・ソフィア・コッポラ監督。
とても美しい映画。
生け花、ゲームセンターなど日本の伝統、特徴的なものを外国人視点から描き、言葉が通じないのもあったりでその外国人が抱く孤独というのも、ひしひしと感じられた。
物語だけを見れば特に何も起こらない映画なのだが構図、演出は非常に芸術的でその間に入る音楽もよくマッチしている。
ルパンが様々な方法で城に潜入していく姿、アクションシーンは非常に良く出来ており、ラストでクラリスとルパンが別れるシーンは感動した。
「コミック雑誌なんかいらない!」・・・滝田洋二郎監督。
1985年に起きた実際の出来事をモデルに芸能レポーターの内田裕也扮するキナメリが次々と取材していくという映画。
視聴者に伝えなければならないので言いにくいことでも言わなければならないレポーターがどのようにして突撃取材していくか。そのレポーターの葛藤などが非常に面白かった。
演出で引き込まれたのは日航ジャンボ機墜落事故、豊田商事会長刺殺事件ですね。
たまに内田裕也の滑舌悪いの気になるがやっぱ存在感あって良い味を出してた
「百瀬、こっちを向いて。」・・・耶雲哉治監督。
ドS演技をする早見あかりさんがただ可愛かったという感想しか残らない映画。
「ニシノユキヒコの恋と冒険」・・・井口奈己監督。
ただ竹ノ内豊さんが色んな女優とエロいことをしているだけの映画で鑑賞後、何も印象に残らなかった。
だが構成は上手く、長回しのシーンによって細かい恋愛の心情(仕事中に相手のことばかり見てしまうなど)を映し出されていたのはとても効果的だった。
「道」・・・フェデリコ・フェリーニ監督。
今までに観た映画で一番感動した作品と自信を持って言える。ストーリーの質はかなり高くテンポも良い。登場人物にはそれぞれ個性があるなど、とにかく一切、無駄がない傑作だ。
もちろん映画では登場人物の顔を映すものだが、この映画で撮られる登場人物の表情は一つ一つ明確であり、何を考えているのかすぐに分かる。それがフェリーニ監督の凄さなのかと俺は初めて「道」で知った。
特にジュリエッタ・マシーナが見せる表情は一つの感情見せるにも凄く細かくて緻密。それは「街の灯」「ライムライト」などで見せたチャップリンと共通している部分が少なからずあるのではないだろうか。
「大人ドロップ」・・・飯塚健監督。
身近にいる異性が自分にとって特別な存在だと気付かず、他の子に思いを寄せてしまうというのは恋愛の定番で、この映画は主人公がそのことにかなり遠回りしながら気付く内容になっている。
出演者たちの中で一番輝いているのは間違いなく前野朋哉さんだろう。脇役ながら確かな存在感を見せていて最近、他の映画に引っ張りだこなのが分かる。
他には小林涼子さん。台詞のイントネーションが少しおかしいのだが、登場人物と丁度、合っていて良い。
演出ではたまに小恥ずかしくなるようなものがあるが中には良いものもあり、台詞には細かい計算がされていた。
ラストで小林涼子さんが主人公に自分の思いを伝えるシーンにはぐっときた。
「ロリータ」・・・スタンリー・キューブリック監督。
妻の事故死には都合よすぎると思うが中々面白かった。登場人物の心理、サスペンスの場面では思わず画面に釘付けになる。
そしてロリータ役のスー・リオンはやはり小悪魔的で美しく、とても良い演技をジェームズ・メイソンと共にしていて、2時間半もある長い映画なのにまったく中弛みしなかった脚本には、ただ素晴らしいと言うしかない。
「パーマネント・バケーション」・・・ジム・ジャームッシュ監督。
とにかく酷かった。退屈すぎる。時間の無駄。
登場人物がいきいきしていて非常にポップなコメディ映画。
ザジ役のカトリーヌ・ドモンジョの演技はとてもキュートで笑わせてくれる。
そして演出が秀逸。コメディ映画でしか通用しない演出をルイ・マル監督はこの作品でしっかりとやっていた。
「終電車」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
ナチス占領下のパリという時代で劇場を行っている支配人とその妻、出演者などの人間関係を描いた劇場版「アメリカの夜」といった感じ。
だがこちらでは恋愛だけでなくユダヤ人差別の表現があり、とても良く出来ていた。特にラストには少し驚かされ、トリュフォー監督の手腕が感じられる。
「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」・・・エマニュエル・ローラン監督。
ヌーヴェルヴァーグの歴史、ゴダールとトリュフォーの関係について描いたドキュメンタリー映画。
個人的にはゴダールがトリュフォーの「アメリカの夜」を酷評した手紙の内容、五月革命のことが観れて満足でした。
ただまったく関係ない美人な女性がそれっぽい表情してたのにはうんざり。
「ピアニストを撃て」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
この映画はトリュフォーの才能が遺憾なく発揮された作品だと思う。
観客を退屈させないがどこか馬鹿っぽいストーリー。アクションと恋愛感情のバランス、音楽が本当に良い。
好きなシーンはシャルリがレナの手を握ろうとしたり、どうやってバーに誘おうか考えているシーンですかね。アズナヴールの表情の効果で寂しげな雰囲気が出て本当に上手い。
トリュフォー作品の中ではかなり好きになりました。
9月10日
「48」受賞後、担当さんにネームを送り続ける日々を送ってたんですが全てボツ。
だけど2日前に送ったネームは自分でも良いのが描けたと思う。後はネームが通ることを祈るのみ。
もし通らなかったとしても凄く気に入ってる作品なので原稿にして今月末締め切りの小学館新人コミック大賞の青年部門に応募するつもりです。審査員が浅野いにおさん、花沢健吾さん、業田良家さんという僕の好きな方たちなので何としてでも応募して読んでもらいたいです。まあ間に合わなかったらスピリッツ賞に変更しますが・・・。
あっ、これからは気に入ってる作品だけを原稿にしていこうと思います。そうでないと受賞、掲載されても嬉しくありませんから。
なので1作仕上げるスピードが遅くなりそう。まあ、いいか。
先生と話し合った結果、自分がこれから描くべき作風が分かった。
切なさ、哀愁が出ている曲が個人的に好きで無意識にそれらが作品に出てると最近、自覚した。
そういえば僕、晴れてツタヤ会員になることが出来ました。
応援してくれた方、本当にありがとう。
「突然炎のごとく」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
三角関係にある男2人女1人の心情を見事に表現した傑作。
巧みな冒頭のナレーションで一気に物語に入り込めた。
この映画では観客の心を掴む印象的なシーンがいくつもある。そういうシーンを見ると、これこそ映画だよなと思わず再確認した。
「アルファヴィル」・・・ジャン=リュック・ゴダール監督。
SF映画なのにCGを一切、使っていないのがゴダールらしいが、とてもハードボイルドでかっこいい映画だった。
暗いパリの街並みが不気味さを増していて、まったく違和感を感じなかった。
「2001年 宇宙の旅」と並ぶ傑作SF映画だと思います。
アメリカンニューシネマの傑作。とにかく凄すぎる。
俺もこんな作品を作ってみたかった。
クライマックス、ボニーとクライドが警官に撃たれまくるカットは本当に素晴らしくて唸ってしまった。その後、やってくる唐突なラストも最高。
アクション映画好きにも勧めやすい。
「クレイマー・クレイマー」・・・ロバート・ベントン監督。
離婚した元夫婦とその子供の話で今の時代から見れば、どこかで触れたことのありそうな物語なのだが、まったく飽きず楽しめて観ることが出来た。
子供の親権を裁判で争う退屈になりがちなシーンも登場人物の心情を俳優たちの名演技によって垣間見れる。
凄く良い映画だった。
「革命前夜」・・・ベルナルド・ベルトルッチ監督。
ゴダールの影響が窺える。ハッとするような演出もあったが退屈だった。
「ケン・パーク」・・・ラリー・クラーク監督。
若者たちの退破的な日常を描いた映画で、どの登場人物のストーリーも暗いのだがその希望をセックスによって表現しているのは新しい。
そしてかなり過激なシーンを体当たりで演じる俳優たちの勇気には本当に素晴らしい。だがもうひとつ捻りが欲しかった。
「卒業」・・・マイク・ニコルズ監督。
今まで観た映画ベスト10に入るほど素晴らしい完成度。
演出が凄い良くてストーリーも面白いし悪いところが一つも見当たらない。
主人公が初体験を済ませるまでの焦りっぷり。将来が不安でもう落ちるところまで落ちていけと言わんばかりに行動する若者特有の勢いがダスティン・ホフマンの名演技によって表現されている。
「お早よう」・・・小津安二郎監督
主婦、家族の間で起きる小さな騒動を描いた映画。
退屈になりそうなストーリーだがテンポ良く展開されていて最後まで飽きなかった。
強盗が出てきてからの展開にはさすがに驚いた。笑
僕からすればあれはちょっと無いかなと。ですが前半、クライマックスは本当に良くて感動しました。
家族を再生させるのは母親、父親ではなく生んだ子供が演奏する「月の光」ってのがまた良いですね。
「愛の渦」・・・三浦大輔監督。
ここまで性欲について描いた話は初めてで衝撃を受けた。
出演者たち全員が監督に応えようとしてるのが感じられ好感を持てる。
これは間違いなくパーフェクトな映画だった。
「ブルーベルベット」・・・デヴィッドリンチ監督。
男が代わるとSだった女がMに代わり、Mだった男がSになるということが同じ場所で行われる。
きちんとしたサスペンス映画として成り立っているもののマゾヒズム、サディズム、性のメッセージが非常に強い。サスペンスの緊張感がそういうメッセージに力を添えていると思われ、アングルにもセンスが感じられた。
姉妹が本当の家族では感じたことのなかった幸せをレンタルされた家族で感じる。
登場人物によるナレーションが詩的でとても良い映画だった。
「上級生」・・・パスカル・トマ監督。
雰囲気は良いと思ったが山場が無かったので退屈だった。
「恋の渦」・・・大根仁監督。
部屋コンをきっかけに男女のカップルがそれぞれの問題に直面していく話なんだが非常に面白かった。
登場するカップルは今時のチャラ男、ギャルって感じで会話もリアル。
登場人物が次々とキレるシーンは現在のチャラ男、ギャルを遠回しに馬鹿にしてて気持ちが良い。
「夜のピクニック」・・・長澤雅彦監督。何が良いのかさっぱり。。
「野性の少年」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
正直、あまり期待してなかったが十分、面白かった。
トリュフォー、家政婦、少年たちの演技も凄い良い。
6月25日
今年2月に完成させた「48」という漫画が第275回スピリッツ賞にて佳作を受賞しました。
タイトルで分かると思いますがアイドルの話です。
松井玲奈さんのことが好きになった1ヵ月ぐらいのときにアイドルとファンの距離感について考えてて・・・んでそれをテーマにして漫画を描きたいと思ったので描いてみました。
にしても初めて漫画でお金(賞金)をもらったのが「48」で初めて自分の漫画で賞を頂けたのが「48」なのは本当に嬉しいです。
この勢いでデビュー、連載目指してネーム頑張ります。
「失われた週末」・・・ビリー・ワイルダー監督。
レイ・ミランドが掃除婦からお金の居場所を聞いて手に入れるところが凄く上手い。台詞も良いし面白いし文句なしの傑作映画。
レイ・ミランドの演技は憑依しているかのようでとにかく驚かされた。
シリアスな場面に突然、ギャグを放り込んでくるのはかなり新しい。
中盤までかなり良かったが後半ヴィンデージと戦うところからつまらなくなってしまい残念。
ユーモアある台詞と暴漢に襲われたのが原因で自分のことが分からなくなってしまった主人公の日々を淡々と描いている映画。
この俳優から哀愁が出ていたのが良かったが、大したことが起こらないので退屈だった。
主人公が徐々に死へと向かっていくさまが見事。突然、訪れる暴力描写も圧巻。
4月29日
課題に追われながら授業受けて漫画制作する日々が続いてる。
今年の2月に完成した漫画を先生に読んでもらったら凄く褒めてくれて嬉しかった。万人受けしなかったら、どこにも受け入れられないのかなーと思ってたけど本当に面白くて良い作品だったらどこかの青年誌が受け入れてくれるはず。
とりあえず青年誌の方が良いと言ってくださったので週刊少年マガジンの担当に、もう新作を送るのは止めようと思う。投稿はスピリッツにします。
あと今まで色んな方から絵をもっと練習した方がいいと言われたけど先生は「この絵じゃないとこの漫画の空気感は出せない」と言ったので凄くホっとした。これで絵を上手くなる必要はなくなった笑
そのあと先生おすすめ漫画を貸してくれたり、好きな映画が一緒で盛り上がった。バッファロー66を知ってる人と会ったのは初めてだなー。
投稿予定の漫画シナリオは2日前ぐらいに完成した。外国が舞台なのでキャラと背景をそれに合わせる必要がある。上手く描けるか不安。
シナリオは良い感じ。ロック、ドラッグ、セックスを絡めたシナリオでずっと前から描きたいと思ってた。
話は変わるがAVを観ていたら可愛くて凄い良いAV女優が出演してたので、ネット検索してみると見事にギャル化していて萎えた。
あの作品に出演してたときのAV女優はセックスを1回だけしかしたことがなく、自分の恥部を男優に見せるたびに「恥ずかしい」と連呼していた。俺はその恥ずかしがる姿をとても良いと思ったのに。その女優の黒髪が俺は好きだったのに。今ではもうセックスを腐るほど覚え、周りに流され茶髪にしましたってか。ふざけんじゃねえよ。ふざけんじゃねえよと連呼してえよ。けどやっぱりそのAV女優のことが気になるから他の作品も見るよ。嫌いになったわけじゃないから。ガッカリしただけだ。
高校まで真面目だった女の子も大学生になった途端、酒、煙草を覚え、チャラ男たちと喋りまくってんのかな。。
「マルコヴィッチの穴」・・・スパイク・ジョーンズ監督。
これは傑作でしょう。奇抜なストーリーはもちろんマルコヴィッチを中心にキャラクターが振り回されてるのが良かった。
この監督のことが気になれる作品。
「キング・オブ・コメディ」・・・マーティン・スコセッシ監督。
テンポが良すぎてまったく見飽きなかった。
最後、ホプキンが自分の生い立ちをジョーク交えて喋るシーンは良いなー。こんなことがあってホプキンは育ったんだなーって思えるからね。
「あの頃ペニー・レインと」・・・キャメロン・クロウ監督。
ローリングストーン誌の記者になった主人公がバンドメンバーと共にツアーに同行して友情、恋愛を経験するという冒険映画。
記者とバンドメンバーの距離感に共感出来る良い映画で、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技やばい。なんだあの落ち着いてて、観てると凄い安心する演技は。
衝撃な展開、思わずハッとさせられるシーン、音楽の使い方が非常に上手いと感じた。原爆完成して喜んでる9番がマイク持って踊るシーンとか。
あと刑事が9番に言った「人を殺していいのは自分だけだ」ってのが良い台詞ですね。うろ覚えですが確かそんな台詞だった気がします。
面白い設定だと思うが十分に生かしきれていない。観ていて退屈だった。
だが映像センスは素晴らしい。
「アメリカの夜」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
映画撮影を描いた映画で出演者たちが色々と問題を起こしていくのだが、その問題だけでなく映画がどんな風にして撮影されているのか、俳優の演技指導なども楽しめるようになっている。
映画への情熱と愛が感じられる傑作。
「ロボジー」・・・矢口史靖監督。
中盤から興味惹かれる展開がなくなり、つまらなくなってしまった。
だが綺麗に終わらせることが出来たと思う。
「アイズ・ワイド・シャット」・・・スタンリー・キューブリック監督。
キューブリック監督の遺作で夫婦関係をテーマにしたもの。観終わったあとはあんまりよく分からない。そこで映画評論家の町山さんがアイズワイドシャットについて解説している動画を見てみると「あーなるほどなー」とよく分かります。
実はこの映画、夢なのか現実なのか分からないようにしている。
ニコールキッドマンの役名はアリス。これは夢の国のアリスから。
冒頭でニコールキッドマンが夫の前なのにトイレを普通にしてるシーン。あれは夫婦として良くないことを表現してると知ってキューブリック凄いなー。細密だなーと感動しました。町山さんの解説動画を観てからこの映画を鑑賞したほうが良いかもしれないですね。
夫婦の秘訣を描いた傑作。
【後編】町山智浩が解説アイズワイドシャット 先週あれ観たよ編 ネタバレ注意 - YouTube
小津監督を意識したと思われる映像、漫画家たちの苦悩と日常をとても静かに描いていて面白かった。
俳優さんたちも凄く良い演技でまったく違和感がない。
けどトキワ荘に住んでた人たちを少し調べたり、ドキュメンタリーを観たあとのほうがよりこの映画を楽しむことが出来ると思います。
漫画家志望者にはぜひおすすめです。
2014年3月24日
新作漫画のネームを完成させた。全部で32ページ。
担当編集者から主人公の成長を描いてこその物語だと言われたので、今回の漫画には主人公の成長を意識してストーリーを書いた。僕が中学生のときに体験した恋愛をそのまま漫画にしたもの。
まあつまりエッセイ漫画です。
実は前からエッセイ漫画を描きたいなーと思ってたので嬉しい。
あと原稿のとき絵柄をちょっと変えたい。荒々しい絵柄とヘタウマの絵柄が好きなので、その2つを合わせられるように頑張る。
そういえば今回からネームをボールペンで描くようになった。理由はいつもネームのとき絵を描きこみすぎて全然進まないから。
ボールペンだと消せないので次のコマに嫌でも行かなくちゃいけなくなる。どうしても間違えて絵を直したい場合はすぐそばに解決策とかを書いておく。なかなか使えます。
漫画のさらなる発展、自分の漫画で様々な人たちに影響を与える、革命を起こすつもりで漫画を描いてる。自分には間違いなくそれらを起こせるであろう漫画、フォロワーを多数生み出せるであろう漫画を今のところ何本か連続して描き続けることが出来ている。
常に自分にしか出せない漫画を描けている自信がある。
頑張っちゃお。
「男と女」・・・クロード・ルルーシュ監督。
カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
普遍的な男女の恋愛を白黒とカラーで表現した傑作。
当初、経済的な理由で白黒になるはずだったがプロデューサーからカラーを使ってくれたらテレビ放映に4万ドル出すと言われたので、屋外はカラー、室内は白黒で撮影したと監督のインタビューで発言している。
結果それが技術的に成功しているので凄い。
はっきり言って全てのカット、台詞、音楽が素晴らしく、電車の中でアンヌとジャン・ルイがお互いのことを意識してるシーンに感動。
カットが次々と切り替わる演出には本当に鳥肌が立った。
傑作すぎたので1日に2回観た。非常におすすめです。
「ミスト」・・・フランク・ダラボン監督。
パニック映画のエンタメ要素だけでなく人間同士の対立も描いていて面白かった。
やはりこういう映画で一番大事なのはオチ。
どうか宇宙戦争みたいなオチはやめてほしいと思いながら観ていたがそんな心配はまったくいらなかった。
「恋愛小説家」・・・ジェームズ・L・ブルックス監督。
うーん・・・病気といえども主人公のことがこんなに好きになれない作品ってのは初めてだな・・・てか病気っていえば観客に主人公のこの毒舌、大目に見てくれるでしょ?みたいな感じが見え見え。
冒頭で犬を変なとこに放り投げるシーンとか主人公の好感度が最悪。こういう心温まるストーリーだったら主人公は絶対に嫌じゃない奴にするべき。
主人公は凄い毒舌だけど実は優しくて~・・・・・・いやいや知らんし。それでもお前の好感度は俺にとって低いままだから。
まあアングル好きだしキャロルが息子の病気で十分に恋をしてないってことを告白するシーンには感動したけど、このクソ主人公のせいで映画は台無し。この映画の欠点は全て主人公にある。
主人公の毒舌っていう設定よく考えたら全然いらないし。潔癖症で人から憎まれるって感じでもいいじゃん。
「トリュフォーの思春期」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
小学生というと毎日が冒険みたいな感じだった。学校が終わるとランドセルを放り投げてすぐ遊びに出掛けた。「トリュフォーの思春期」にはそんな元気な子供たちが多数登場する。
だがその子供たちにも色々、悩みがあるのは確かだ。それは家族、友達、恋愛のことなど。
この映画はそういう小学生のときに抱えたものを全て綺麗に映してくれている。
特に子供たちが授業中に先生をおちょくるシーンはかなり自然で素晴らしい。
笑いどころもありとてもハートフルな映画だ。
トリュフォーの短編映画「あこがれ」を長く撮ったらこうなったって感じです。
「アデルの恋の物語」・・・フランソワ・トリュフォー監督。
失恋が原因で狂ってしまうとここまで恐ろしいことになるのか。
愛に身をささげたアデルを主人公にしたとても古典的な映画。
ストーリーは先が気になる感じではなかったが一気に観てしまったのは主人公アデルのキャラがとても魅力的だからだろう。
「ミッドナイト・イン・パリ」・・・ウディ・アレン監督。
パリに行きたいと思わせてくれる凄くロマンチックな映画。
音楽もパリの風景とマッチしている。
最後の出会いも伏線ありで気持ちよく観終えることが出来た。
だが特に光ものもなく無難な映画。
園監督はとうとう「愛のむきだし」以来の傑作を撮ってしまった。
この映画は非常にエネルギッシュで笑いどころもあり上質なエンターテイメント作品に仕上がっている。
残虐シーンの中で繰り広げられるアクションシーンには思わず目が離せない。
特に印象に残ったのは星野源さん、長谷川博巳さん、二階堂ふみさん。この三人の演技力には唸ってしまった。
タランティーノ監督がこの映画を観たら羨ましがるだろう最高のバイオレンス映画。
「共喰い」・・・青山真治監督。この映画を観ている間、登場人物の生命力をひしひしと感じた。本当に素晴らしい。
終盤、菅田さん扮する遠馬と篠原さん扮する琴子さんが裸になって寝てるシーンで車の走行音が遠く聞こえるんですが、これがもう抜群に良かった。たまたま入った音だと思うんですが良いですね(計算だったら凄すぎる)。一番好きなシーンです。
ベテランの光石さん、田中さんには言うまでもないですが菅田将暉さん、木下美咲さん、篠原友希子さんの演技がめちゃくちゃ良かったのでこれからの活躍が凄い楽しみです。
「エル・トポ」・・・アレハンドロ・ホドロフスキー監督。
色んな街でそれぞれの宗教が信仰されていて、それを信じながら生きていく人々が描かれている。
終盤、洞窟の中に住んでいた人々が違う街に来た瞬間、その街の人たちに次々と撃たれるが、これは同じ考えを共有できないことを表しているのではないか。
暴力と宗教をミックスした映画で非常に良く出来ていた。
『アートを使うのは薬が社会にとって毒だから』
DVD特典での監督の言葉です。
ジョン・レノンが大好きな有名カルト映画ということで以前から観たいと思っていた作品だったのですが観て良かったです。
「フォーン・ブース」・・・ジョエル・シュマッカー監督。
プロテおすすめ作品。面白かった。80分くらいの映画だったけど時間があっという間に感じましたね。
小さい展開のあとに大きな展開がやってくる。上手い。
コリン・ファレル、フォレスト・ウィテカーの演技も良かった。
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「インセプション」・・・クリストファー・ノーラン監督。
プロテおすすめ作品。後半になるとやや失速するが世界観の構築は見事。
見事なんだけどこんな難解にする必要あんのかなーと思った。まあ難解にすることでこの世界観を構築出来てるとは思うんだけど、もう少し分かり易くしても良かったんじゃないか。
ちなみに「メメント」のときも同じことを思った。